安芸の子が考える生きる力とは?
安芸の子では「生きる力」を次に3つに分けて考えています。
- 自立的能力
「人(個)として自立して,自分の力で社会の中で,ひとりでいきていくための基盤になる力(考え方)とその考えを行動化する力」 例:「自分で考え,判断し,主体的に行動する力」「自立心や責任感」「健康や体力」「基本的な生活習慣があること」
- 社会関係形成能力
「社会の一員として,社会の中で,他者とともに生きていくための社会関係を形成する力」 例:「人間関係を結ぶコミュニケーション能力」「生命を大切にし,人権を尊重する心」「美しいものや自然に感動する心」
- 支援的能力
「社会の一員として,他者が自立したり共立したりするための力を形成することを,支援する力」 例:「他人を思いやる心」「奉仕の精神」「社会貢献の精神」
生きる力を身につける順序
この三つの「生きる力」は,発達段階(習得過程)からみても,生活機能のレベルからみても,「順位性」があります。すなわち,少年期はまず「自立的能力」を身につけ,次に「社会関係形成能力」を身につけながら同時に,三番目の「支援的能力」を身につけるチャレンジをする時期となるのです。つまり,乳児期(0〜1歳)の完全依存期から,幼児期(1〜6歳)に自立の萌芽を経て,少年期(6〜15歳)を迎えているのです。したがって,少年期の小学生期・中学生期には,まず生きる力の第一ステップとしての「自立的能力」を確実なものにしていくこと,次に,第二ステップとしての「社会関係形成能力」にチャレンジし,その能力を身につけるようにすることです。そして,それと併行して,第三ステップとしての「支援的能力」を身につける体験にも,チャレンジしていくという順序を踏みます。このような順序で,子どもは「生きる力」を増やし,高めていきます。
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