2005年度のONEピース運動は,アフガニスタンからの研修生とともに始まりました。
「ピーストークマラソン2003-2007 in 広島」に参加し,Oneピース運動を紹介しました。
「ピーストークマラソン」とは,JICA(国際協力機構)が「平和」と「国際協力」について考えるために,2003年8月から2007年3月までの3年半をかけて,全47都道府県でシンポジウムを開催しているものです。
ピーストークマラソン(JICA)
毎年ONEピース運動は,8月6日の前日に行っていますが,今年は「被爆60周年」で,広島市内の小中学校の登校日と重なったところもあり,8月3日に行いました。 全国学校レクネットワークのメンバーでもある千葉県柏市の小学生や,イスラエル・パレスチナの高校生たちも参加しました。
まず一人ひとりが,折り紙の裏に平和への思いを書いて,鶴を折りました。グループによっては1人で鶴が折れる子がほとんどいないというところもあり,折り方を覚えるところからスタートするところもありました。
グループで街へ出かけ,ONEピース運動を呼びかけました。 8月6日の前には,多くの外国の方も平和資料館を訪れます。その方にもONEピース運動を呼びかけました。 この中で,子どもたちは鶴を折ることの大変さと同じように,平和をつくっていくことの大変さを感じました。
「あなたの“8月6日”を教えてください。」 ONEピース運動の目的の1つに,あの日を全く知らない子どもたちに直接“8月6日”を伝えてもらうことがあります。 “あの日”に被爆したおばあさんの話を聞くことができた子どもたちもいます。 しかし, “あの日”を語られない方もおられます。 子どもたちは,現実と向かい合うのです。
子どもたちの感想から・・・ 「初めは声をかけるのが恥ずかしかったけど,自分から近づくと鶴を折ってもらえて,自分が出ることが大切なんだなと思いました。」
全部で1万8千羽からなる巨大絵が完成しました。
草の芽と黄色い鳥は、パレスチナからの留学生の作品です。
大きく羽ばたく鳥は,アフガニスタンからの研修生の皆さんが力を合わせてデザインした「アフガンの鳥」です。 日本との友情・平和への願いをイメージして,鳥の羽にアフガニスタンの国旗の色が,胸には地球とアフガニスタンの地図が,下には日本の旗が描かれています。
日本の子どもたちが,虫やリスや大きな木・たくさんの動物,植物,生き物すべてが平和を願っている様子を描きました。
9月17日,コソボ自治州の子どもたちを迎えて,Oneピース運動を行いました。
平和資料館の見学,広島の高校生の案内で平和の碑を巡った後,安芸の子の子どもたちによる手作りパーティーでお腹をいっぱいにし,共に鶴を折って1つの絵(イルカとかにが描かれたパネル)を完成させました。