今年で6年目を迎えるOneピース運動。2008年8月2日(土)に多くの人が集いました。
今年は青少年センターのホールで,これまでの歩みをスライドでふり返ることから始まりました。「鶴をたくさん折ってもらうのが目的ではない。いろんな人と,たくさん話をしてきてほしい。」スタッフのこの言葉を胸に,平和公園へ出発。たくさんの人で溢れかえる平和公園の中で,22班が活動しました。こぐまと13期生のメンバーが同じ班に構成されており,班の会話からも新たな出会いが生まれていました。
公園内を歩く人に声をかけるのは,やはり緊張をかくせませんが,それも初めのうちだけで,つるを一緒に折るうちに,会話も弾んでいました。県外から来られた方が多く,ここに来ることになったきっかけなどを興味深く話していました。被爆された方に当時の様子をうかがっている時の表情は真剣そのもので,戦争のおそろしさを改めて感じたようです。また,外国の方も多く,言葉が通じない分,手振り身振りで,一生懸命会話していました。
青少年センターにかえってきたら,巨大絵の完成に向けて,力を合わせました。シートが1枚完成するたびに,割れんばかりの拍手がわき起こります。最後の一枚が完成する瞬間に,今日一番のみんなの笑顔が溢れました。
最後に,ホールで集いを行い,かけつけてくださった方に,完成した巨大絵を披露しました。その後は,ステージの上に上がって,一人一人,今日感じたことを自分の言葉で表現しました。「言葉が違っても,想いは通じるんだと感じました」「場所は違っても,平和への想いはみんな同じなんだと思いました」「あの日のヒロシマもこんなに暑かったのかなと思いました」みんなの心からの声が,来年のOneピース運動や,これからの未来につながると確かに感じた瞬間でした。
ヒロシマの夏は終わらない。来年も,想いをつないでいきましょう。
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