２００９年のOneピース運動

８月−Oneピース運動：平和コンサート

長崎原爆の日「８月９日」に，７年目を迎えるＯｎｅピース運動を行いました。

小雨が降る中，平和公園を中心に，鶴を折ってもらうために，子どもたちが声をかけます。快く折ってくださる方もいれば，断られることもあります。中には被爆された方の話を聞いてきた子どもたちもいました。外国の方や県外の方から，声をかけていただいた子どもたちもいます。それら一つ一つの経験が，何かを感じるきっかけになれば，と願っています。

折っていただいた鶴はみんなで貼り合わせて，青少年センターホールで巨大絵を披露しました。一人が一羽ずつを持ち寄るということを大切にするため，今年の活動で寄せていただいた鶴のみで絵を作りました。右側が白く残っているのはそのためです。ここから皆さまは何を感じられたでしょうか。

その後は，ステージの上に上がって，一人一人，今日感じたことを自分の言葉で表現しました。「はずかしかったけど，自分から鶴を折ってくださいと言えてよかった」「違う国の人や違う県の人が鶴を折ってくれて，うれしかった」「外国の言葉は分からないけど，最後はありがとうと言ってくれてうれしかった」「他の国の人も戦争は嫌だと言っていたので，みんな気持ちはいっしょなんだなと思った」「戦争がなんで起きたのか，知りたくなってきた」･･･。一人ひとり，感じたことは違うだろうけど，今感じたことを大切にしてほしいなと，スタッフは思っています。