瀬戸内海の夏を友だちと思いっきり楽しむキャンプです。水を使った活動など野外での遊び,野外炊飯の技術を活かした本格的な野外料理などに挑戦します。
メインプログラムは,4つの活動をそれぞれの班が順番に体験していくコース別活動。「釣り」「山登り」「野外炊飯とプール」「竹水鉄砲作り」を3班ずつ4つに分かれて,ローテーションで活動しました。①1日目午後,②2日目午前,③2日目午後,④3日目午前と,4回の活動時間。どの時間にどの活動をするかは,くじで決めます。ドキドキわくわくしながら,くじでコースを決定して,こぐまの夏の3日間のはじまりはじまり!!
自然の家から一歩外へ出ると,そこは一面の海!さあ,釣りをしよう!一人1本のつりざおをもって,出発です。海辺からえさをつけた針と糸を海にたらし,じっと待ちます。「糸がからまっちゃった〜!とって〜!!」という声に混じって,「あっ,ひいてる!釣れた!」という声が聞こえてきます。釣りが大好きな人も,初めて釣りをする人も,初めてえさの「ゴカイ」をさわった人も,みんな海釣りを楽しみました。意外と釣れるものですね。コースによって釣りをした時間は多少異なりますが,どのコースもしっかり魚をgetしました。釣れた魚は自分たちでさばいたんです!塩焼きやから揚げにしてもらっておいしく食べました。
自然の家から飛び出して,似島で2番目に高い「下高山」に登りました。足取りも軽やかに,「ヤッホ〜!」と元気に声を掛け合いながら出発したのもつかの間,「頂上はまだ〜?!」という声もちらほら。元気に歌を歌ったり,クイズをしたり,お茶を飲んだりしながら,一歩一歩山道を踏みしめて,頂上を目指してがんばりました。 残念ながら頂上にたどり着かなかった人もいましたが,みんなきれいな海と山の景色を眺めて無事帰ってくることができました。いい汗を流した後は,ジュースで乾杯!「おいし〜い!」
いつもは「自分のご飯は自分で作る」安芸の子。今回のこぐまは一味違います。「みんなのご飯はぼくらが作る!」これぞ,安芸の子初の試みです。「野外炊飯」の番になった3つの班で,こぐま全員・100人分のご飯を作りました。こぐま全員の食事を任された責任は重大!時間内においしく料理をしなければいけません。100人前のそうめんをゆでた班,100人分のご飯を炊いた班,100人分のお味噌汁を作った班,100人分のサンドイッチを作った班,100人分の手巻き寿司の用意をした班・・・と,内容は班によって様々ですが,一人ひとりが一生懸命に料理をしました。そして,おなかをすかして帰ってきたこぐまのみんなで「いっただっきま〜す!」。野外炊飯の片付けを早く終わらせた後はいよいよプールです!海水の流れるプールで思いっきり楽しみました。気持ちい〜い!
竹を使って,自分だけの水鉄砲作りにチャレンジしました。材料は竹とタオルとタコ糸だけ!きりやはさみを上手に使って一人ひとつの竹水鉄砲を完成させました。よく飛ぶのが作れたかな?みんなが作り終えたら,さあ,竹水鉄砲大会のはじまり!ピュー!と水をかけあいます。夢中になって遊んだあとは,あれあれ?いつの間にかパンツまでびっしょりだ〜!
残すところあと一日となった2日目の夜。これまでコースごとに別々に活動していたこぐまのみんなが一同に火を囲みました。ゲームやダンス,歌。いっぱい汗かいて,いっぱい声だして,一人ひとりが一生懸命。昨日似島に来た時には,名前も忘れてしまっていた友達と,今ではもうすっかり仲良し。班を超えて友達の輪は広がっていくんだ!そんなあったかい気持ちが心に残るファイヤーでした。
3日目,最後のコース別活動を終えていよいよ似島を後にする時間が近づいてきました。最後はこぐまみんなで集うさよならのつどいです。グッドルッキング賞や,グッドグループ賞,コール大賞にカウンセラー大賞,魚釣り・大物大賞などの表彰式に続いて,3日間がんばってきた思いを一人一言話しました。「魚がいっぱい釣れてうれしかった。」「卵焼きを作るのが大変だったけどがんばれた。」「友達がたくさんできた。」などなど。たくさんの体験と思い出と,そしてたくさんの洗濯物をリュックにつめて,似島を後にしました。